神サマの憂鬱。



「……そう」


聞いてきた本人があまりにもどうでもよさそうな態度をとるので、またまたカチンときたがここはぐっと耐える。



「コレ、詫びだ」

「……詫び?」

「すぐに名乗れなかったからな」


と適当なことを言い、ずいっと紫色のアイスクリームを渡されそうになったララは尋ねた。



「アイスクリームですか?」

「あぁ」

「何故紫色をしているのです?」


ビクッとロックは肩を震わせた。 それをララ様が見逃すはずがない。





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