神サマの憂鬱。
「何故って…、天使は良いことをし、悪魔は悪いことをするからだ」
ロックの話を耳に入れながら無言で頷くララ。
ハバネはというと、何故か嬉しそうに目をキラキラ輝かせた。
「じゃあ余計に仲良くしないといけませんね!」
「は?」
ロックは呆然、ララはさらに皺を寄せ、何故そうなると顔にかいてある。
「だって僕、早く大きくなって魔王様になったら、魔界をいいところに変えるつもりですから」
無邪気な笑顔でとんでもないことをサラリと何でもないことのように言い放つ。
ロックは固まり、ララ様はというと。
(……面白そうね)
口元に笑みを浮かべていた。