神サマの憂鬱。



「少しの間、他のお友達と遊びに向こうへ行っていてくれませんかしら?」


ララのその言葉により、何故か身の危険を感じたロックは、そろりと逃げようとするがすかさずララに首根っこを捕まれ、うなだれる。



「分かりました。 ララちゃんはどうするのです?」

「私は…」


チラリとロックに視線を向けたあと、キラキラ笑顔でこう答えた。



「後でハバネくんのいる所へ向かいますわ」

「はい、早く来てくださいね」

「えぇ」


ハバネくんの背中を見送り、他のお友達と話始めたのを確認した後、ようやく掴んでいた手を離した。





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