神サマの憂鬱。



「何なんだよ!」


ロックはララを睨み付けたがすぐに止め、目を逸らす。


何故か。

そんなの簡単な話だ。


ララ様がその何十倍もの睨みを効かせていたからである。



「……っ、な、何だよ!」


声を張り上げて強がっていても、実際はビクビク体を揺らしている。

ララ様はそれを、笑んで眺めていた。

さらにロックはビクビク体を震わせる。


それを目にし、ララ様は極上の真っ黒い笑みを深くしたのだった。





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