神サマの憂鬱。



「……分かりました。 アレでよろしいのですね?」

「あぁ、頼むぞ」



それから数分後、ララが戻ってきて、机にカップを置いた。



「……」

「……」

「……コレは何だ、ララ」

「飲み物ですが」


しれっと答える自分の娘に、彼女はやはり悪魔だと思う。

そのカップには、毒々しい紫色をした液体が入っていた。





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