神サマの憂鬱。



「では父様、私はそろそろ失礼します」

「あ、あぁ」


パタン、と静かに扉が閉まる音がした。

それから神は黙々と書類に取りかかり始めた。


暫くして、神は疲れてきていた。

ララが部屋を出ていってから、もう随分と時間が経っている。


いつもならもう少しやるが、今日は終わりにしよう。




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