神サマの憂鬱。



魔王は頭を捻った。


毎日のように息子の名を考えた。


それはもう、毎日毎日毎日。



(それは言い過ぎだ)



仕事も手につかないほどに。



(言い過ぎだと言っておるだろう)


少なくとも一日目は仕事が手につかなかった。



(……)


これは本当だ。





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