神サマの憂鬱。



だがハバネはそんなもの知らないと口を開く。



「いいですか? 理由は知りませんが、いじめるのは良くありません」

「はい…」

「次からはしないことを約束して下さい!」

「…はい」


いじめていた子らはハバネに怒られうなだれる。

魔王の息子はニコリと笑って、手を振り彼らを見送った。

そしてくるりといつの間にか泣き止んでいる子に目線を合わせる。





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