セックス·フレンド【完結】
8
季節は、あっという間に冬になった。
あれから、あたしは一度だけ隆也と会った。
いつも通りホテルに籠もりセックスをした。
抱きながら、隆也はあたしを好きだと言った。
美杉は特別な人だよ、と。
特別って何だろう?
これまで嬉しかったその言葉について、あたしは考える。
特別なセフレ?
特別都合のいい女?
あたしが【特別】なら、竹内ミキは【別格】か…。
本当に、なんて都合のいい言葉だろう。
会って一番に確認してみたけれど、隆也の指に、やはり指輪ははめられていなかった。
あれから、あたしは一度だけ隆也と会った。
いつも通りホテルに籠もりセックスをした。
抱きながら、隆也はあたしを好きだと言った。
美杉は特別な人だよ、と。
特別って何だろう?
これまで嬉しかったその言葉について、あたしは考える。
特別なセフレ?
特別都合のいい女?
あたしが【特別】なら、竹内ミキは【別格】か…。
本当に、なんて都合のいい言葉だろう。
会って一番に確認してみたけれど、隆也の指に、やはり指輪ははめられていなかった。