セックス·フレンド【完結】
「あ、そうだ。これ」


デザートが運ばれるのと同じタイミングで、あたしは西村君にプレゼントを渡した。


「今日のお礼」


「え?いいの?」


「どうぞ、どうぞ。つまらないものですが」


プレゼントの箱を開けた西村君は「うわぁ」と声をあげた。


「ジッポじゃん」


「ピンポーン」


オシャレな西村君は、ファッションに強いこだわりを持っている。


だから、アクセサリーや洋服みたいにセンスの問われるものより、実用的なものを選んだ。
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