セックス·フレンド【完結】
「シャワー、どうしようかな…」


素っ裸のままタバコをくわえた隆也の隣に座り、あたしもタバコをくわえる。


「やめたほうがいいよ。家で浴びたほうがいいと思う。ほら、石鹸の匂いが違うと怪しまれるからね」


あたしは、証拠を残さないようにと、隆也にアドバイスをした。


あたしとした、浮気の証拠。


その言葉に納得したように、


「じゃあ、そうする」


と、隆也が下着を身につけた。


タバコの煙りがやけに目にしみる。


自分で言っておきながら、そうする隆也を見て、傷つくあたしがいる。
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