セックス·フレンド【完結】
6
あたしを家の前で降ろすと、隆也は帰っていった。
彼の頭の中は、もう熱に苦しむ恋人の存在に支配されている。
あたしは、隆也の車が見えなくなるまで、見送った。
彼は…振り返りさえしなかった。
家に入ると、母が玄関で出迎えた。
「ご飯は?」
「食べてきた」
ぶっきらぼうに答え、部屋に行こうとしたあたしの腕を母がつかんだ。
「あなた、何人の男と付き合ってるの?」
リビングのドアに目を配らせながら、母は声を潜めた。
彼の頭の中は、もう熱に苦しむ恋人の存在に支配されている。
あたしは、隆也の車が見えなくなるまで、見送った。
彼は…振り返りさえしなかった。
家に入ると、母が玄関で出迎えた。
「ご飯は?」
「食べてきた」
ぶっきらぼうに答え、部屋に行こうとしたあたしの腕を母がつかんだ。
「あなた、何人の男と付き合ってるの?」
リビングのドアに目を配らせながら、母は声を潜めた。