セックス·フレンド【完結】
さりげなく時計を見ると、まだ8時を過ぎたばかりだった。
もしも、あの電話がこなければ、あたしは、今頃、隆也の腕の中にいた。
そう思えば、さっき名前を知ったばかりの竹内ミキが憎らしくてたまらない。
いいや、そんなことを考えるのはやめよう。
ベッドに寝転び、あたしは今日の出来事を順番に頭の中で巡らせた。
デニムのパンツからの伸びた隆也の長い脚。
シャツから盛り上がったたくましい胸。
繋いでいた手の温もり。
色付き始めた木の葉が描くグラデーション。
幾度となく交わした甘く切ないキスの味…。
でも、隆也は帰って行った。
竹内ミキの待つアパートへ…。
もしも、あの電話がこなければ、あたしは、今頃、隆也の腕の中にいた。
そう思えば、さっき名前を知ったばかりの竹内ミキが憎らしくてたまらない。
いいや、そんなことを考えるのはやめよう。
ベッドに寝転び、あたしは今日の出来事を順番に頭の中で巡らせた。
デニムのパンツからの伸びた隆也の長い脚。
シャツから盛り上がったたくましい胸。
繋いでいた手の温もり。
色付き始めた木の葉が描くグラデーション。
幾度となく交わした甘く切ないキスの味…。
でも、隆也は帰って行った。
竹内ミキの待つアパートへ…。