虹愛女学院前編
「はいはい。全く椿は可愛くねぇなぁ。よし、練習再開!」
河上がパチパチと手をならしたらみんなが何も無かったように練習を再開する。
ドライアイスを河上が袋から取出し、いいムードを作ってる。
あ、河上に土屋先生の伝言いってねぇ…。
ま、いいっか。
「じゃあ…クリスティーヌとカルロッタの言い合いからな。美波、歩、準備しろ。」
美波ちゃんと歩ちゃんが立ち上がって準備をする。
ちなみに歩ちゃんはカルロッタ役ね。
なんていうか…。
マイペースなんだよねぇ。
歩ちゃんの好みは土屋先生だったっけな…。
「私はあなたのせいで呪われたのよ!怪物がよみがえるわ…」
「カルロッタ!違う!私じゃない!」
二人がセリフを言う。
このすきに道具係の人たちが(私が苦労して持ってきた)ドライアイスをばらまく。
白い煙がクリスティーヌとカルロッタを包む。
「私はファントム。ファントム・ジ・オペラだ!」
って河上のセリフが入り、シャンデリアが落ちる音が聞こえてカルロッタは他界する。
うわぁ…。
なんかすごいなぁ…。
みんなの演技力。