虹愛女学院前編
「なんですか?」
「せっかく起こしてやったのにありがとうも無いのか?」
「あ、忘れてた。ありがとうございました(棒読み)。」
「棒読みかよ…。」
ため息をする河上。
なんか河上の行動の一つひとつがウザく感じるのは気のせいかな…?河上は私の前の席の歩ちゃんの机の上に座った。(「の」多くね?)
「ま、明日は丸々一日劇のリハーサルをやるから早く帰れ。あ、でも椿は、ダンスをする女性Bだからいてもいなくても関係ないか。」
鼻で笑う河上。あぁウザイ!!
ムカツク!!
「はいはいはいはい!どうせ私は脇役だから存在感有りませんよぉーだ。ば河上。」
「なにが、ば河上だ!」
「あ、ついつい口が滑って本音が…」
「お前絶対意図的に間違えただろ!」
私のほっぺたをつねる河上。痛い。
「ひとふぇきですふぁー?ちふぁいひぁす(意図的ですか?違います。)」
「違いますじゃねぇだろ!俺に向かってバカとは…しかもば河上なんて…。良い度胸してるなぁ椿。」