桜琳学園(仮)







なんて考える日が続き、ついにやってきてしまった引越しの日


私だって行きたくない
初めは近くの公立高校にいこうとしていたくらいだ

でもさ、そろそろ行かないとまずいと思うわけですよ



「……お母さん、 」


「レイー…~離れたく…っ、ないよ~…」


なぜか泣きながら私の肩に手を置いているお母さんに呆れが走る  

ていうか



「学園まで車だし、それ運転するのお母さんでしょうが」



「だって、だって、送ったらなかなかレイに会えなくなるのよ?」



お前誰だよ、
ぶりっ子してんなよ?
歳を考えろ、歳を…

「口が悪いわよ、レイ。
女の子なんだから気をつけなさい?
さ、早く行くわよ?おくれちゃう」

そういうとさっさと私から離れ扉をあけるお母さんの後姿にちょっとした殺意が芽生えてしまった

というか、
口に出てたのか、

気をつけなければ…




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