クールで無愛想な彼氏
『ガッシャン』



私は学校から家までまっすぐ直行した。



いつもなら裕太とつながれた温かい手も


今日は冷たくて...


私はそのままベッドにダイブした。


っ...。

もうわけわかんない。

こんなに、こんなに裕太のことが好きなのに


あんなこと言っちゃった。


『大嫌い』なんて...。


今更後悔しても遅いのに。


あぁ、裕太に会いたい。


裕太の手に触れたい。


もう...バカなのは私だね。




そして私は体中の水分がなくなっちゃう-ってくらい



声を上げて泣き続けた。



ご近所の皆さん、


夜遅くまでうるさくてごめんなさい。




でも....




今回ばかりは許してください。


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