クールで無愛想な彼氏
「俺にちょうだい。未央を」


「へっ!?」



すると裕太はにやっと笑った。



「俺には未央しかいない。たとえ未央が俺を嫌いだとしても、俺は未央が好き。ってか....その...未央じゃなきゃ...いやなんだよ。」




そういった裕太の頬はほんのり染まった。


そして裕太は照れたようにうつむいた。



か...可愛いっ裕太。



不覚にもそんなふうに思ってしまうくらいに....



あぁっぎゅってしたい。



私は気持ちが抑えられなくて....


裕太を抱きしめた。

「っ未央...」


「私も!私も裕太じゃなきゃいやだもん。」



あぁ....やっと言えた。



これが私の本音。


女の子と仲良くしている裕太をみるのは辛いし


もういやだって思ってしまうけど...



でもやっぱり私は裕太しかいないし、



裕太のことが大好き。


亜実ちゃんありがとう....。



そして私たちはそのまま眠ってしまった。
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