クールで無愛想な彼氏
こんなことまで....


悪い子じゃないよね。


それから...

なぜか私は姫空ちゃんと仲良くなって...



今はもう-





「未央先輩~!こっちですよぉ!!」

「あっ姫空ちゃん♪」


体育祭もいよいよラスト。


それを飾るのは....


『3年クラス対抗リレー』。


もちろん裕太も出る。


しかもアンカー。


「未央先輩っ惚れ直しちゃいますね!」


「ひっ姫空ちゃん-//////」

こんなに仲良しだったりする。



裕太に嫉妬されるくらい。



だって姫空ちゃん.....




めちゃめちゃ可愛いんだもん!!!!!!


いつも大きな瞳で必死に私をのぞきこむんだ。


そのたびに可愛い笑顔を向けてくれるし、


女の私が好きになっちゃう勢い><


「さっはじまりますよ!」

「うんっ」




『バンッ』


大きなピストルとともに、クラスのリレーの選手が風のように


走り始めた。


トップは私のクラス。

それに続く2位が裕太のクラス。


「頑張れ~!!」

周りのクラスの子が私たちのクラスを応援する中


私の『頑張れ』は、ただ1人裕太のため。


そして順位を一歩も譲らないまま

アンカーに入った。


裕太が走り始める。
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