クールで無愛想な彼氏
「裕太お疲れ様っ!!」




放課後の誰もいない教室で私は裕太にタオルを渡した。


「ん-さんきゅ」



裕太は笑顔でタオルを受け取ると汗を拭いた。


「裕太すっごく速かったね!」


「本気出したからな、未央が見てたから」


「えっ/////」



そっそんなこといわないでよ~!!!


でもなんだか...すっごく嬉しいよ///

「しかも...」

「ん?」

「1番かっこよかったよ」


その瞬間-


「きゃっ」


私は裕太に抱きしめられて、裕太の腕の中にすっぽり納まってしまった。



なんでだろう?


汗かいたあとなのに....


裕太はすっごくいい香りがした。






「んなこと言うなよ」

「へっ?」


え....裕太怒っている?


顔が見えないくらい抱きついているから


わからないけど。


「照れんだろ」

///////


「裕太っ好きだよ」

すると一瞬裕太の腕が緩まって


顔が見えたけど....真っ赤だったよ。


嬉しい///

「俺も...好きだ」



そして私たちは唇を重ねた。



クールで

無愛想で

ぶっきらぼうで

なにを考えているか分からないけど



なんでだろう?


このとき-



私たちは気持ちが1つになった気がしたよ?




裕太。
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