クールで無愛想な彼氏
うそですよね....



っていうか裕太ってば、今日どうしたのぉ!??



はぁ...まぁいいか。


それにしても、長い睫毛....。


女の子みたいで



可愛い。


「ふふっ」


私はそんな裕太の寝顔にそっとキスを落とした。



すると

「ふっ」

裕太の口元が緩む。

「えっ!?裕太起きてたの??」


するとぱちっと目をあけた。


嘘~自分からキスしたの知られてるって


なんか超恥ずかしい。


「俺に隙あると思んなよ」

「あっ...いやだった?...キス」


すると裕太は起き上がりざまに私にキスをした。


「えっ」


「んなわけねーだろ。彼女にキスされて嫌がる男がどこにいんだよ」


「...うん」


「すねてんの?」

「別に-」


別にすねてないけど,なんか今日の裕太おかしいよ。


なんか...寂しい。


「男が未央のこと可愛いって言ってたんだよ」


「へっ?」

「さっきプリクラ撮ってるとき、外側で未央のこと可愛いって話しているやつらいてさ、だから逃げてきた。」

「え!そうだったの!??」

「あぁ、ってかお前なんだと思っていたんだよ?」

「その...私とプリクラ撮りたくないのかなって」


すると裕太は「はぁ」とため息をついた。

「んなわけねぇし。だから気にすんな?」

「うんっ!!」

なんだ...良かった。

「これからも気をつけろよ?」

「うんっ」


そして私たちは帰った。
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