クールで無愛想な彼氏
玲美はものすごく真剣な眼差しで私を見つめた。




「どっどうしたの!?れっ玲美??」



「実は私....」












「裕ちゃんのことが好きなの」




「えっ」




嘘...だよね。



誰か、嘘だと言って。



もうどうすればいいかわからないよ。


「私、小さい頃からずっと裕ちゃんを見ていた。」






玲美は表情を変えず、話し出した。



「どんなときでも、そばには裕ちゃんがいてくれたおかげで私はここまでこれたって思うの。そばに入れる以上のものを求めて、もしこの関係が崩れちゃったら....って何度も思ってきたけど、もう限界みたいなの。」



「......」


なんも言えないよ。




せっかく、友達が出来たと思ったのに

分かりえる子が出来たと思ったのに


なのになんで!!




どうして....こんなことになんなくちゃいけないの?




もう、わけわかんないよ。



「そして今日、告白しようと思うの。未央ちゃん協力してくれるよね?」




-----------。




私は、何もいえなかった。



「みっ未央ちゃんっ-」




そしてその場を-走り出した。
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