クールで無愛想な彼氏
するとそのとき-



『ガラ』


入ってきたのは



裕太だった。



裕太は入ってくるなり、目を丸くしたかと思えば



私を見つめた。



ヤバ....怒られる!


「あっあのね...?裕「佐久間先輩!」


「..えぇ!?」


いきなり清水君が話し出した。


「俺、清水秋っていいます!」


そしてイキナリの自己紹介。



裕太は....



あぁ~っ...ヤバイモード突入。


みるみるうちに険しくなってきて...



「あっあははは」


んぐぅっ!!!


やっば...。



ついこの場を和ますために、笑ったけど



逆効果!


裕太は『ギロッ』と私をにらみつけた。



ヒィィィ!!!!


「あぁっ..えと、清水君!?私達...そろそろ帰るね?」


「えっでも...「ごめんねっ?」


私は必死に目で訴えた。



すると清水君に伝わったのか



軽くうなづくと「ありがとうございました」



って保健室から出て行った。




.....ふぅ。



私は握った裕太の手を離した。
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