クールで無愛想な彼氏
「あ~だから裕ちゃん、『遠距離になっちゃう』って言ってたんだ」


「えっ?!」


遠距離....ってことは?!



「もっもしかして聞いてないの?!」


「うっ...うん」



「あちゃ~」



すると玲美は困った顔をした。



それも超可愛い困り顔!!


「この先は、裕ちゃんから聞いて?私が話す権利ないしさ」


「あっうん...分かった!ありがと」

「ううん。逆になんかごめんね?」

「ぜ~んぜん!じゃあ、またね」

「あっうん!」

「受験頑張って!玲美」

「ありがと~」


そして手を振り、私たちは喫茶店を後にした。


私は推薦。


正直焦りも何にもないんだけど...


玲美の言っていた続きが気になる。



私は鞄から携帯を出した。



そして慣れた手つきで「裕太」を探す。


んん~....


『パタン』


やっぱりや~めた!


なんかいい気しないし!


裕太から言ってもらうのをまとう!


そして私は家へ帰った。
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