クールで無愛想な彼氏
そしてしばらく歩き、やっとマンションについた。



「あっここです」


「ん-。お前って1人暮らししてんの?」


「あっうん」


「まじで?えらいな」



えっ//////


べっ別にえらくなんか....ないのに。

「じゃあ俺帰るわ」


「あっうん!ありがとう」

「あぁ、じゃあまた」

「あっ明日ね」

「ん-」

私は佐久間君の後姿が見えなくなるまで見つめた。


....なんか私たちカップルみたい。


そんな妄想を勝手にしながら。





「ただいまぁ~」


もちろん上機嫌な私は、制服のままベッドにダイブした。


「ふぁあ~」



そして携帯でアドレス帳を開いた。


『佐久間くん』



そこには佐久間君のアドレスも。


なんか....メールしたいな。


あっお礼がてらメールしよう!


私は入念にメール内容を何度も何度も確認した。



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to佐久間君


桜井未央です。

さっきは送ってくれてありがとう☆

おかげで、怖くなかったです^^/

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こんな短文だけど、送るのにずいぶん時間が掛かった。




すると5分もたたないうちに


~♪


「あっ佐久間君だ!」


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from佐久間君

別にいいよ。

良かったな,怖くなくて。
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佐久間君からのメールはさらに短文だった...。


けどメールできるだけで嬉しい!!!!


早く明日にならないかな-


そして私は上機嫌のまま眠りについた。


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