クールで無愛想な彼氏
「えっあうん!私、旅行はいつもプライベートジェットだから買うものとかないの☆でも学校行事だから色々かわなきゃと思って!」



っ!!!

ぷぷっぷらいべーとじぇっとぉ!???


さっすが財閥の娘だ....。


位が違う!


「もちろん未央ちゃんも強制ね?」


「えっあっうん!暇だしいこう~」


「よかった!さぁ行きましょう」


そして流れで私たちは若者の集まる街へと向かった。


「すごい人数なのね...」


「えっ?!もしかして玲美来たことないの?」


「うんっ初めてなの」

「ほぇ~.....」



初・都会の町の玲美はあたりをキョロキョロ。



さっすがお嬢様。


来たことないなんて....まさかね。


「で...玲美は何を買うの?」


「水着よっ♪」


ゲッ


「みっ水着~!?」


「うんそう!だってせっかくアビーチという海?それともプライベートプールが備え付けだし、入らなきゃつまらないでしょ?」


玲美はそう得意げに言った。


「まっまぁね....」


プライベートビーチ?!に

備え付けのプール。


玲美の口から発される単語は全て格の違うもので



私はもはやついていけなくなっていた。



しかも!!!!!


まさか『水着』だなんて......もう最悪。



私にとって水着は不得意中の不得意で、



まぁ水着というよりは....



全く泳げないんです!私。



どうしよ~!!!


今更金槌だなんて言えないよ。



よりによってこんなに嬉しそうな玲美に...。


はぁ。



そんな中気がつけば私たちは水着専門店へとついていた。
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