クールで無愛想な彼氏
教室に入ると

もう生徒であふれかえっていた。



....出遅れちゃったかぁ。


はじめが肝心なのに!!!

私のバカバカばかぁ-






するとそのとき


「これ落ちたよ?」



そこには、超美少女が立っていた。


栗色のさらっさらの髪の毛に

綺麗に整ったパッツン前髪がまた似合う!

ぱっちりとした大きな瞳はくりくりの二重で

睫毛はくるんと上を向いて上がっている。

鼻はすっと高いし、唇なんて熟れた果実のように

プルプルツヤツヤ。

真っ白でガラス加工のように透き通る肌と

すらっと伸びた手足。


そんな超~可愛い、芸能人みたいな女の子。



「あっありがとう!!」

わたしはピンを受け取りつつ

彼女の白く細長い綺麗な指につい見とれていた.....


すると




「私、玲美。玲美って呼んでね」


声がし私は顔をあげた。


すると天使のスマイルで彼女は微笑んでいた。


「あっうん!私は、未央。未央でいいよ!!」


「未央ちゃんね、どうぞよろしく!」


「よろしく!玲美ちゃん」

「玲美でいいってばぁ~」

「でっでも....」


「ねっ?玲美って呼んで♪」


「あっうん分かった!玲美☆」

「うんっ未央ちゃんよろしくー」





自分のことは呼び捨てでいいっていうのに

私はなんで「ちゃん」付けなんだろう?

そんな少し不思議な玲美と私は友達になった。





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