クールで無愛想な彼氏
しっしかも!!


学校の席どころじゃないこの密着!!!


明らかに腕がぶつかるしっ....



もう緊張してきたよ...


隼に席譲ればよかったかな...



ハァ。


「座んね-の?」


「へっはっ!座りますッ」


でも佐久間くんがそういったから


私はロボットのように座った。



いつもなんかよりずぅ~っと



近い佐久間君との距離。



席も一番後ろで...


まるで時間が止まったようにゆっくりと動いてゆく。


私は腕をつき窓の外を眺める佐久間君の横顔を見た。



しっかし...綺麗だなぁ。


すると長い睫毛は次第に伏せてゆく。


そして....


完全に目は閉じた。



すると一気に睡魔が私を襲う。


.......。











「んん~っ」



アレ?!

私ったらいつの間に寝てたの!?


はぁ良かった。


まだ目的地には着いていない様子だった。


私はゆっくりと身体を起こそうとする。



「んんんっ...」



でも全く動かない。


な...んで。


まだ寝ぼけたまま無意識で私は身体をゆすった。


そして私はふいに下を向いた。


するとなんと!!!

「きゃっ」

私の膝には....


佐久間くんがいた!!!

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