クールで無愛想な彼氏
ずっと隼と佐久間君といたせいか...


妙に玲美をみると安心した。


「もうっ1人で寂しかったの...」

玲美はそういい、しゅんと下を向いたが

すぐ笑顔になった。


「さてっ着替えたら浜茄子館のホール行こう!」


「あっうん!!」


浜茄子館のホールはうちのクラスの


勉強場所でもあり食事場所でもありミーティング場所でも


ある少し大きな部屋なんだ。


そして今回はなんと私服OKということで私たちは私服に着替えた。



私は濃いピンクのキャミソールとTシャツがセットになったやつと

ふわふわの夏らしいミニスカートで女の子らしくした。


だって!!!

初めての私服みられるんだよ?!

佐久間君にも....

だから少しは気合をいれた。



「よ~し未央ちゃん行こう!」


隣の小部屋から着替えて出てきた玲美はそういった。


「れっ玲美すごぉい!!!」

玲美は真っ白い無地のワンピースをきていた。


ただ!それ1枚しか着ていないのにもかかわらず

すごく気品があって御洒落に見えるのは

1流ブランドのせい?!

ワンピースのすそには、『RBY』と

世界的に有名な超高級ブランドのロゴがはいっているのを

私は見逃さなかった。

スカート1枚でも、○○万するブランドを....



「えっそう?!いつもこんな感じばっかだよ?」


こんな感じばっか...って!

いつもこんな素晴らしい服きているんですか!???

玲美っあなたはすごすぎ...格が違うよ。





そして私たちはホールへと向かった。


「お-い!玲美とみおりん!!こっちこっち~」

ホールに着くと


奥のほうに座っていた隼は手招きをした。

「行きましょう!」


「うんっ」


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