クールで無愛想な彼氏
そこには...志田君の顔。


「んんっ」


必死に逃れようとしたけど...



男の子の力には勝てるわけもなく



私はそのまま...倒れた。



ぼや~んと白い光が目に刺さる。



そして次第に視界がはっきりしてきた。



「みっ未央ちゃん!」


「みおりんっ!!大丈夫か!?」


するとそこには....


「玲美と...隼。」


2人は私が目を覚ましたのに安心したのか


一気に肩の荷が抜けたようだった。


「ここは...どこ?」

「ここは、館内の休憩室だよ。」


「2人とも...ごめんね」


すると2人は微笑んだ。


「みおりん大丈夫だから!俺達仲間だろ?」

「そうだよ~!なんにも気使わないでよねっ」


「隼...玲美。ありがとう」

2人にすっごく迷惑かけちゃった。


なのに....2人とも本当にありがとう。


「そういえば...ここには誰が?」


最後に一緒にいたのは...!!!

志田くんだっ。

確か志田君にキスされて...ここから記憶ないや...。


「あぁ、裕太だよ。」


「えぇっ!???」



ッ嘘ォ!!!

なんでっなんで佐久間君が....?


私は頭の中が混乱していた。


「えっ...だって、肝試し...裕ちゃんとペアだったんじゃないの?」


「違うよ...」

「えぇええ!?どうして?」

「...小雪ちゃんがいたから。」


すると2人はさらに驚いていた。


「もっもしかして...2人付き合ってるのか!??」

「...わかんないよ」




ってか...2人が付き合っているなんて...

もし本当だとしたら、


私は受け入れられないよ。ショック過ぎて....


「じゃっじゃあ誰と回ったの?」


「志田君...」

「しっ志田?なんで...急に」

「わかんないけど...流れで」

「そっそうだったんだ...未央ちゃんゴメンネ!3人で行けばよかったのに」


「そっそんな!いいの!」

すると隼は顔を染めた。


「まっまぁそのおかげで....やっと」


「?」


どっどうしたんだろう!?
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