クールで無愛想な彼氏
すると裕太は突然足を止め、私の顔を覗き込む。



「何処行く?」


「へっ...」



っそういえば...『服』のことばかりで


内容全く考えていなかった私。


あぁぁ~どうしよう!!

「どこ....でもいいよ!!私は」


「え-それ困るんだけど」

「えっだって...私は裕太と一緒に入れたらそれだけで......」


ッ///////


今私!超恥ずかしいこと言っちゃったあぁ!!!

どっどうか!裕太に聞こえていませんように....


でも...


「何?」

裕太は悪の笑みを浮かべながらさらに顔を近づけてきた。



私と裕太の身長差...約20cm。


その差も分からないくらい近づいてきた裕太。


「いやっその/////」

私は恥ずかしくなり俯いた。



すると....


「可愛い」



えっ!?

いっ今なんて?


私は裕太を確認するために少し顔をあげた。


するとさっきまで近くにあった顔はすでに上のほうにあって


あんまりよく分からなかったけれど


遠くをみる裕太の頬がかすかに染まっていた。


っやっぱり!!

今「可愛い」って言ってくれた!!

もう私...これだけで満足です。


これ以上嬉しいことなんてないよ!」



そしてその後私たちは町で軽くショッピングを楽しんだ。


すると...


「次何処行く?」

「う~ん....」


急に聞かれても...


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