クールで無愛想な彼氏
「あっちなみに私たちは幼馴染なの」


「そっそうなんだぁ!」


なぁんだ。


私は心の中で安心していた。


....なんでだろう?




そんな疑問を自分に抱きながら席に着いた。




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しっかし佐久間くん静かだな。



私はふと横を見た。


すると....



「....」


寝てる....。


腕を組み、下を向きながら佐久間君は寝ていた。



....かっかっこいい。


鼻血が出そうなくらいかっこいいよ!!!


すると....


朝のように突然起きた佐久間君と目が合った。


しかもこの近距離で!!!


さすがに2回はやばいよ~


どどどうしよう....


そんなことを思いながら必死にシャーペンを動かし勉強しているふりをした。



どーか...なにも言われませんよーに。


すると


「....!!!!」


突然すっと私の手からシャーペンは取られた。


私は反射的に佐久間君をみる。


すると...


「ちょっ私「これ...使いやすそーだから借りる」


といい軽々しくペン回しをし始めた。


.....え!?


でもなんだか嬉しくて、私はペンケースからもう1つシャーペンを取り出した。



「なぁ」


「えっ!?」


ペン回しをしていたかと思うと気がつけば佐久間君は私を見ていた。


「なっ何....?!」


綺麗で大きな瞳が私を捉えた。


そしてぐぐぐ~と迫る佐久間君の顔。


「ひゃっ」


いっいくら席が端の一番後ろだからって....


ってくらい近づいたところで


「今日の朝、俺のこと見てたろ?」


と言った。


「えっえぇぇえ!????」


ばばっばばれてたのぉ~!????


「やっぱり...」


すると佐久間君は私から顔を離した。


そしてだらしない姿勢で再びペン回しを始めた。



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