クールで無愛想な彼氏
「おっ前!なんでいつもと同じなんだよ!!!」

「は?」

すると隼は「はぁ」とため息をつき


裕太の頭を指差した。

「髪っ!今日は髪も少しスタイル変えてホストぶるって言ったじゃんか!」


そう怒る隼はというと...


確かにワックスでかためられ、いつもより大人っぽくなっていた。


「あぁ,忘れてた」


「は?今日こそは許さねぇし!ちょっみおりん!裕太借りるな?」

「えっ?あっうん」


そして隼が裕太を連れて行こうとしたその瞬間


『グイッ』


私は裕太に手を掴まれた。


「オイッ!裕太未央りんを離せよ」

「嫌だ」


っ//////


キュン。


裕太はまるで駄々こねる子供みたいにむっとした表情で


そう言い放った。

ふふっ可愛い。


「ったく!ラブラブは今日は我慢!」


そして隼は勢いよく裕太を引っ張り連れて行った。



「もぉ!隼のバカッ。せっかく裕ちゃんが未央ちゃんに甘えていたのにぃ」


隼が行くと玲美はそういい、ぷく~っと頬を膨らました。


そしてわたしはまた微笑んだ。
< 78 / 147 >

この作品をシェア

pagetop