クールで無愛想な彼氏
「じゃあ俺らそろそろ行くね?」

「あっはい!ありがとうございました~」


「「頑張ってね~」」



そしてひらひらと手を振った。





っはぁあ!


やっと終わった...。



接客している間は緊張してるせいか


終わるといっきに気が抜けてしまう。


でも...


「未央ちゃん~次はこっちお願い!」


「は~い!」

休む暇なんてなくて...すぐにメイドにならなくちゃいけないんだ。



すると次のお客さんは...なんかはっきりいってヲタク!!!!


「よろしく~!」

ヒィィィィイイイッ!!!!!!!!!!!


にっこり笑っているはずが...なんか不潔で言葉は悪いけど


とてもいや~な感じ。


「おっお帰りなさいませ...ご主人様」


そして私が隣の席に着いた瞬間-


『べたべた』


ッ!!!!!

いきなり足を触られた。



っうぉおおお!


これってえセクハラだよねッ!????



私は気持ち悪くてつい、そんな目で彼を見てしまった。


すると...

「分かっているよね?ばらしたら君がどうなるかっくっくっ...」


「はっはぃぃ!」


そして次は手を握ってきた。


っっ嫌だよ....


裕太っ助けて...。


そう私が涙を浮かべたとき-


「気安く人の女に触ってんじゃね-よ」

『バコン』


「ゆっ裕太ぁ!」

私は怖さが抜けず、目をぐぅ~と閉じていたけど

裕太だとわかりそのまま裕太に身体を預けた。


そして私は気がつくと空き部屋にいた。
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