クールで無愛想な彼氏
「うわぁ!あれも食べたぁ~い!!」


「まだ食うのかよ」

「だって!美味しいんだもんっ」


私の右手には綿飴、そして左手にはチュロス。


裕太はそういい私の手からチュロスを一口かじると

「ったく子供かよ」


とあきれたように言った。



「ちょっと!あの人かっこよくない!??」
「やっばぁ!」
「ホストクラブかな?」
「行けばよかった~」



歩きながらも集まる視線。


それはもちろん裕太に向けられていて...

まるで有名人みたいだった。

私はふと隣の裕太を見上げた。


しっかし睫毛長いな....って!

そうじゃなくて、裕太は当たり前のように

無視していた。


すると私の視線に気づいた裕太が私を見つめた。

「何?」

そして顔を近づけると...

「「ぎゃあああああ~!!!!!!」」

女子の黄色い声が飛び交った。

....すごいな。


そこらのアイドルより人気あるんじゃない?

ってくらい人も集まっていた。

そんな中でこんなこと出来る裕太って...

すごすぎるよ><

「いや...裕太人の目とか気にしないの?」


すると「は?」と目を細めた。

「んなのいちいち気にしてたらきりないだろ」


っ!!!

すごい慣れてる。

「まっそうだけど...その恥ずかしくない?」

「未央んなこと気にしてたの?それなら見せ付けてやろ~ぜ」


「えぇ!!!?」

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