クールで無愛想な彼氏
「えぇぇ!!?嘘でしょ...」


「嘘じゃね-よ」

クラス表の前で立ち尽くす私達...


だって...


1組佐久間裕太




4組桜井未央


クラス...離れちゃった。

近いようで遠い....


もぅ先生のばかあああ!!!!


しゅんと俯く私の顔を裕太はのぞきこむ。


「未央...?」



「ふぇっふぇっ裕太...」


私は裕太に『ぎゅう~っ』と抱きついた。


すると裕太もゆっくりと私を包み込む。


「昼は一緒に食べようぜ?」


「....」

「未央...?俺はずっと未央しか見ないから」

「裕太....」


っいつまでもこんなに落ち込んでいたら


なにも始まらないよね。


でも-


「未央ちゃん!!」

私が顔をあげるとそこには-


「れっ玲美!!!」


玲美と隼がいた。


「久しぶりッ!」

2人も相変わらずラブラブで...


縁は永遠ってカンジ。


2人は2組で同じクラス。


っ羨ましいよぉ。

「未央ちゃん..裕ちゃんと離れちゃったんだね」

「うん...」

「みおりんっ元気出せって!長年の付き合いの俺には、裕太は簡単にみおりんを捨てたりしないってわかってるから安心しろよ!」

すると隼はにっこり笑った。

「玲美も隼もありがとう」


「じゃあ...またね?未央ちゃん」

「みおりん元気出せ~」

「うっうん」
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