クールで無愛想な彼氏
「未央ちゃんお昼たーべよっ!これ未央ちゃんの分っ♪」


玲美はサンドウィッチと野菜ジュースの入った袋を

私に持たせ、にっこりと笑った。


「えっいいのに.....」


「買ってきたんだから食べてよね~」



「あっうん。ありがと」



気がつけばもうお昼。



時間は過ぎていくのに、どうしてさっきの


ドキドキ感は抜けないの....?


おかげで食欲ないよ-!


でもせっかく玲美が買ってくれたのに


食べないとか失礼すぎる!!



それとも....家に帰ってから食べる?



いや、そんなことしたら玲美に心配かけちゃうし。



「未央ちゃんいこう?」



「うんっ」



そして私たちは屋上へと向かった。


「ここ、人いなしいいんだ」


玲美いわく、うちの学校には中庭と食堂がたくさんあるから


屋上には人っけすらないんだとか?



でも---



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