クールで無愛想な彼氏
にしても...

亜実ちゃんの派手さは倍増していた。


『超』がつくほど短くなったスカートに


校則を無視してリボンは装着されていない。


白Yシャツが基本なのに


ピンクで第2までがっつり開けられていて...


すごいきくづしていた。


髪の毛も茶色く染められパーマがかった


状態で耳にかけているせいか...

とても大人びて見えた。



「そういえば彼氏とは最近どぉ!?」

「えっ!?」


亜実ちゃんがお得意の唐突な質問。


これには私も悩まされている。


だっだって急すぎるもん!


「普通に仲良いよ♪」


「へぇ~♪私はねぇ!アイツ!!」


「えっっどこどこ!?」


そういえば...亜実ちゃんも少し前に彼氏できていたもんね。


亜実ちゃんともずいぶん話していなかったくらいだから...


もちろん彼氏の顔をみるのは初めてだよっ


私は綺麗にネイルされた亜実ちゃんの指先をたどる。


「あぁっもう!?未央わかんない!?大和~!ちょっと」


すると


亜実ちゃんの彼氏の大和君はきた。


すらっとのびた身長に整った顔立ち。


悪いけど、ギャル系の亜実ちゃんのタイプってカンジより


どちらかというと裕太とか隼系の男の子だった。


「大和?この子が私の親友未央だよ?」
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