お嬢様の恋愛事情
コンコンと再びノックをする音。
今度は翔さんだろう。
「あ、たぶん翔だよ!」
そう言ってドアを開ける如月。
「お嬢様も、いらしてたんですね。夕食ができましたのでどうぞ。」
予想通り今度こそ翔さんだった。
またまた丁寧に案内してくれる執事さん。
気付けばトランプにハマり時間など忘れていた。
「広っ!」
ご飯を食べる所は凄かった。
長い長いテーブル。食べるのにこんなに離れるのか?!
よく漫画で見るような感じの部屋。
天井には俺がいた部屋よりも、豪華そうなシャンデリア。