お嬢様の恋愛事情
「どうする、竜貴?!」
焦って言う私を見て何がおかしいのか竜貴は笑っていた。
「仕方ねぇー・・・走るか?」
えっ・・・。
走るのは、なるべく避けたい。
私は足が遅いし、体力もそんなにある方ではない。
「あっ!翔に送って貰おうよ。翔ー!」
「おい、待て!お前いいのか?」
いきなり真顔になるから何事かと思った。私は「お前いいのか?!」の意味が、よくわからなくて不思議そうにしてた。
でも、よく考えれば竜貴の言いたい事がわかった。