お嬢様の恋愛事情



「ちょっと麻美早いよ!待って。」



足が早い麻美には追い付けず荒れた息を整える。




「だって春陽の家に早く行きたいし!春陽は足遅いの。」



「わかったよ。せめて歩こうよ・・・。」



「はいはい。で、春陽の家どっち?」



分かれ道になり走る足を止め麻美は聞いて来た。



「左だよ。」




指を差しながら言うと麻美は子供の様にはしゃぎながら、また走って行く・・・。



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