僕が恋した・・・
段々小さくなって行く光也の背中を見ながらぼくは静かに涙を流した・・・
少し経って公園のトイレに入った。顔は何日も飲まず食わずで捜していたせいか顔が痩せこけている、服も改めてみると汚くボロボロに見える。
もうお昼ご飯の時間なのだろうかお腹が減って来た財布の中身を見た高校の時にやってたバイト代2万1162円があった。
しばらく考えてお昼ご飯を買いにコンビニに買いに行くことにした。 久しぶりのお昼ということでおにぎり2つ焼肉弁当1つお茶を1つパンを2つ買って、待ち合わせの公園に行った夜にはまだ早いけど、ここの公園にいることがなんだか落ち着く場所だった。
まだ幼稚園に入る前なのかお母さんと楽しく遊ぶ子供を横目にコンビニで温めて貰った焼肉弁当を食べ始めた。
お昼を食べ終えると満腹感と昼の暖かさで眠くなり寝てしまった。
夢から覚め寒いと思っていたら、昼間のにぎやかな公園も静まり返り淋しい所になっていた。
「お〜い。健斗。」
光也の声だ。
「寒いだろ!早く帰るぞ。今日は特別な日だからキムチ鍋にしよう。ほら材料は買ってきたから」
本当に優しい友達の言葉に泣いてしてしまった。
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