三角関係~あたし×イケメン双子!?~
「ごめんね。蓮人には話したんだけど…あたし男嫌いなの」
「………」
秀人は目を見開くだけで何も言わない。
あたしはこの空気に耐えられなくなって話題を変える。
「とりあえず今から買い物に行くから付き合ってくれる??」
「俺、一緒に行っていいの??」
「当たり前だよ。ごめんね、さっきの事は忘れて…もう大丈夫だから」
「って事はまたキスしてもいいの??」
スーパーに向かう途中にそんな事を言い出した秀人にキッパリ言う。
「駄目に決まってるでしょ!!」
少し呆れながらもいつもの秀人に戻って安心した。
あたし達はしばらくしてスーパーに着いた。
あたしは買い物カゴを持って、ハンバーグの材料を買い物カゴに入れていく。
「もしかして今日の夕飯ってハンバーグ??」
「そうだよ」
「やったー!!俺ハンバーグ大好きなんだ」
目を輝かせながら言う彼にやっぱり双子だなぁと思う。
「…ふふ」
「何で笑ってんだよ」
「だってハンバーグ食べたいって言ったの蓮人だよ。やっぱ双子なんだなって思って」