記憶の向こう側
しばらく電車に揺られていた。
どのくらい遠くに来たのか分からない。
私は大きくも小さくもない街で電車を降りた。
なぜ…こんな突発的に行動したのか分からない。
見たこともない建物、知らない人々…。
でも不安にはならなかった。
私は近くのコンビニに入って、コーヒーとパンを買った。
またしばらく歩くと、公園が見えてきた。
誰もいないようだったので、そこのベンチに座って、さっき買ったご飯を食べることにした。