記憶の向こう側





それからまた数日。




急にお母さんが私の部屋にやって来た。




「杏子!大変!コロが…」



「…コロ?」




お母さんの様子が慌ててたから私も何となく嫌な予感がして、部屋を飛び出した。




そして外の犬小屋に駆け付けて、中を見ると…、コロの姿が消えていた。





「コロが…、いなくなってる?」






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