いただきます。


「・・・こ・・・あこ!!おきてー」


ゆっくり目を開けると、目の前には槙さんの顔で安心してしまう。


あれは夢だったのだと・・・・


「放課後だよ?今日は溜まり場行く???」


『すみません。今日は用事があって・・・・』


子猫の所に行かないと。


「そっか。・・・・家まで送るよ。」

『すみません。迎えが来ます。』


私は鳴りだした携帯を手に取る。


『はい。』

画面を見なくてもも、今日の放課後に電話が来るなんて誰だかわかる。


"あぁ。俺"


『うん。学校終わったよ。』


"あぁもう下ついてる。正門。早く来い。"


『わかっ・・・。』


もう切れてる。


「なんだなんだー?正門に女の子がいっぱい居るよー」

・・・正門!?

歩の顔は確かに綺麗だった。でもあの目!!女の子でもぶん殴るかも!!!


『すみません!!行かないと!!失礼します。』


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