いただきます。


「やっと出てきましたね。」


「本当だよ。どうだったアコちゃん?」


「・・・・チッ」


「・・・・フン」


春馬さんは何だか呆れ顔。太一さんはニヤニヤしてるし。
でも響さんと槙さんは怒ってる感じだ。


『槙さん。ゲーム中断させてすみません。』
とりあえず槙さんに謝ってみた原因が分かるから・・ゲーム多分良いところだったもん。


するとギュッと抱き締められる。

???

とりあえず背中に手を回してみた。


「アコ・・・俺を1人にしないで」

あっ寂しい思いをさせてしまったんだ。


『すみませんでした。今度からはお待たせさせません!!』


「アハッありがとうアコちゃん」


槙さんは元通り笑ってくれたけど、響さんとまたもや翔が黒いオーラを纏ってるのを背中に感じる。ゾクッ


"アコちゃん帰るんでしょ?車あっち"私の手を引く槙さんを止めて無理やり振り返る。


真っ黒オーラのお二人がとても怖い。


『皆さんで送ってくれるんですか??』


「あぁ。でも槙『嬉しい。』


「はっ??」


『皆さんどうもありがとうございます。』


こんなに人に囲まれるのは、あの日以来。
しかもあの日が最低だった分、今が最高に嬉しい。



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