いただきます。
先に俺の顔へ触れたのはお前なのに、手を握っただけで無表情のアンコが赤くなる。
何か負けた感じがして悔しくて。
俺の名前を呼ばせるだけに必死な俺へ、褒美かのようにイヤらしい顔で俺を誘う。
また何か負けた感がある、こいつの一つ一つの仕草に顔に俺が振り回されてる。
"門限"の話も、「門限は無い」と言ってまだ一緒に居れる。その俺の気持ちを踏みにじるかのように。
「もう帰る。」とか普通に言うし。