いただきます。
「俺達の連絡先入れといたから、何かあったら連絡してね。」
太一さんがあたしの頭に手を乗せて撫でてくれる。
その手をそっと握り、反対の手で目を覆うタオルをずらしてお礼を言った。
すると、フアと抱き上げられて太一さんの肩に頭があたる。
タオルは抱き上げられた時に落ちたらしく、真っ暗だった視界に色が物が写り込む。
しかし、久しぶりに見た物達は太一さんに抱っこされてるからか随分遠いい。
とっさに太一さんの首に両腕を回す。