素直になりたくて【完結】
「俺だってな、美優のことずっと好きだったし。幼なじみじゃなくて、女の子として」
「えっ…嘘だ…」
「何で嘘言うんだよ。今まで気付かなかったけど、光が教えてくれた。
俺が告白された日、光と話してて言われたんだ。
俺、美優が大輔と付き合ったって聞いて嫌だった。でも何でかその時は分からなかった。でも光が教えてくれたんだ。
゙耀太は気付かなかったかもしれないけど、ずっーと美優を女の子として見てたんだよ。耀太は美優が好きなんだよ゙って。
俺は好きなんだよ、美優が」
「やだ、からかわないでよ」腕で顔を隠す。
「嘘じゃない」そう言って私の手を耀太の胸に持っていく。
ドクドクドク
耀太の心臓の音がすごく速い。